2005年12月14日

ベイファンとして「楽天叩き」に反対します。

書くのをサボっていたTBS・楽天経営統合問題ですが、
とりあえずベイスターズやイーグルスの合併・消滅という
最悪の事態は避けられそうです。

この間、 『BayStars Alliance〜横浜同盟〜』さんをはじめ、
ベイスターズを守るという目的で
TBS・楽天の経営統合に反対する方々が沢山現れました。
それ自体は素晴らしい事だと思っています。

ただ、その内容についてワタシは肯定的に捉えられなかった。
もっとハッキリ言えば。
忸怩たる思いで事の成り行きを見守っていました。

そして昨日、さいんさんの『「来年」を失わないために』
この記事を読んで
ワタシは一つの意思表示をしなければならないと感じました。

当Blogは一部のベイスターズファンによる
「楽天叩き」に反対します。


だって、ベイスターズを守るという目的であれば、
もう決着はついたと考えて大丈夫でしょう。
株式所有の諸問題は残っていますが、
球団の存廃に関わる事態にまで発展するとは思えません。

であれば、もう楽天を叩く意味はないはずです。
むしろこれ以上叩いて
楽天がイーグルスの経営に対する熱意を
失うようなことはして欲しくありません。

他球団を犠牲にしてまでベイスターズの存続を願ってしまえば、
バファローズとブルーウェーブを殺した
下衆な老人どもの同類に成り下がるだけです。

そして何より、
杜の都に誕生したこの愛すべき球団を失うのは嫌だから。

今回、楽天がやった事は何だったのか?
野球協約違反。それはそうでしょう。
ただ、それ以前に楽天が本業の発展のために行なった
いち商業活動だということを忘れるべきではありません。

残念ながら、楽天にとって
球団経営は本業よりも優先すべき事項ではないでしょう。
球団経営への配慮が本業の妨げになるようでは、
逆に株主からの非難・追及は免れません。

そして、他の11球団のどのオーナー企業にとっても
それは同じはずです。

確かに、楽天の行動には
ベイスターズ・イーグルスファンへの配慮が欠けていた。
この点に関しては楽天に釈明して欲しいところです。
ただ、問題の所在は全て楽天にあったのでしょうか?

野球協約にある
他球団の球団株所有を禁じる条項は必要でしょうか?
Jリーグには複数のクラブのメインスポンサーになっている企業は
あたりまえに存在します。

仮にその条項が必要だったとしても、
今回のように親会社同士の商業活動というのは今後もあり得るのだから、
解決までの猶予期間を設けるなど
ソフトランディングの道筋は設けられないのでしょうか?

そもそも球団が子会社という立場に置かれ、
一企業たる親会社の商業活動にその存廃が左右されるという
NPBの構造そのものが一番の問題じゃないんですか?

今後も永くベイスターズや他の11球団の存続を願うのなら、
刃を向けるべき相手は決して楽天じゃない。
球団を親会社に利益をもたらす道具として支配したいがために、
馬鹿げた今の構造を必死に守ろうとする連中こそが
闘うべき相手ではないでしょうか。

ちなみに、
ワタシは田尾監督解任など納得できないことが多くて
楽天のイーグルス経営には頭に来ています。

今年ヴィッセル神戸でコーチ・監督を務めた
パベル・ジェハク氏は
ワタシが応援する横浜FCの初代エースストライカーでした。
その彼が、
フロントの不始末の尻拭いをさせられる形で
今季3人目の監督という困難な仕事を強いられ、
あまつさえJ2降格の責任を負わされる格好で
辞任という憂き目に会っています。
だから、ヴィッセルのオーナーたる三木谷氏に対しては
「ふざけんな、この野郎」とさえ思っています。

だから、別に楽天や三木谷氏を庇って
「楽天叩き」反対を主張しているわけではないということを
ご理解頂ければと存じます。

全てはイーグルスやヴィッセルとの対戦を
いつまでも楽しみ続けるために。

posted by 佐々木大悟 at 01:44| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(2) | 横浜ベイスターズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
記事のご紹介ありがとうございます。
そして私にとってベイファンの窓口である佐々木大悟さんがわかって下さっているということがとても嬉しいです。
反対活動をされている方々の心境は理解できないではないのですが、今やどこを着地点とされているのかがわからないのが辛いところですね。
せっかく新規参入という、硬直した球界に新しい血を入れるシステムが現実のものとして機能し始めたのにそれを排除する方向へ逆行してしまうのではと懸念しております。
Posted by さいん at 2005年12月14日 11:21
>さいんさん
コメントありがとうございます。
こちらこそ、さいんさんがベイスターズを気に掛けてくれていて嬉しいです。

>着地点
たぶん楽天にTBS株を手放す事を求めているのでしょうし、ベイスターズだけの事を考えればそれがベストの結末ではあります。
ただ、その結果が楽天側に何をもたらすのかについて考えが至っていないのかもしれません。おそらくガムシャラさゆえ、だとは思いますが。

>硬直した球界
楽天批判の根拠として野球協約を絶対視してしまっているあたり、ファンの側にもそれはあるのかもしれません。球団や選手に球界改革を求めるのであれば、ファン側も与えてもらうばかりだけではなく、自身も変わらなければならない。
そして、実はそれが一番難しいのではないかと感じています。
Posted by 佐々木大悟 at 2005年12月15日 11:02
実は私も当初から、漠然としたものですが、全く同じような思いを持っていました。事が一段落したので、思いの丈を書き殴ったあとで、同じようなこと書いてる人いないかなと探していたら、佐々木さんとさいんさんの記事を見つけました(最近、健康のため、意識的に野球を避けて生きてたので気付きませんでした)。

あれは、ベイスターズファンがどうのこうのというより、単なるTBSファンが楽天叩きをするために野球の問題と無理矢理こじつけたのが発端ではないかと…。あの手の「運動マニア」に簡単に踊らされるところは、野球ファンのレベルがまだまだ低いということかもしれません。

野球協約の制度的欠陥など、球界には変えていかなきゃいけないものがたくさんあります。今後は、その課題の一つに「ファンの責任」をちゃんと定義するようにしなきゃいけないかなと考えさせられました。
Posted by なにわっち at 2005年12月19日 20:13
こんにちは。
非常に興味を持って拝見させていただきました。
> 他球団の球団株所有を禁じる条項は必要でしょうか?
これは絶対的に現状では必要でしょうね。
八百長は充分に起こりえますし、最も恐れるのは戦力補強の面での影の協力、癒着ですね。
政財界に強力な影響力を持つ某渡辺氏の某新聞社が、他球団株を持ったらと思うと恐ろしい限り。
すでに今の段階で不自然な移籍が見受けられますし。
> そもそも球団が子会社という立場に置かれ、
> 一企業たる親会社の商業活動にその存廃が左右されるという
> NPBの構造そのものが一番の問題
これは仰るとおりですね。
ただそうであっても横浜ファンが楽天の姿勢に反対であるということをきちんと示すという意味で、行動として現れた「楽天叩き」は一定の意味があるものだと思います。
それに残念ながら、ファンのこうした行動が球団に影響を及ぼす程、NPBはファンを重視していません。
よほど親会社の経営上影響が出るのであれば別ですが・・・。
熟考した上でのコメントではないので、浅はかな面もあるとは思いますが、とりあえずはこんな感じです。
Posted by gogo126 at 2005年12月29日 12:27
>gogo126さん
コメントありがとうございます。

>他球団の球団株
ワタシは当事者の各球団・親会社の間でとりあえず議論を始めることが重要じゃないかと思います。
ナベツネは他球団株所有を禁じる理由として「八百長」を事ある毎に強調していますが、八百長を禁じる条項は協約の中に別個で存在しているわけで、八百長防止の担保として他球団株所有を禁じるというのには意義を感じません。

仰る通り、むしろ不公平な戦力補強が罷り通る危険性の方が重要な問題でしょう。ただ、株主としての権利によって戦力の引き抜きを行なえば、それは白日の下に晒されるわけで、今のような訳の判らない権力やらテレビの中継権を背景にした圧力で戦力補強するよりもはるかに透明性は高い。
むしろ、他球団株所有を認めることで困るのは陰でコソコソと圧力を掛けてきた側の球団じゃないかとワタシは思います。

>「楽天叩き」の一定の意味
確かに初期の段階では「意思表明」として十分意味があった。それはワタシも否定しません。ただベイスターズを存続させるという目的は達したわけですから、これ以上楽天に対してネガティブなメッセージを投じる必要はないでしょう。

それはイーグルスファンに対する配慮として必要だとワタシは考えます。ワタシ自身も横浜フリューゲルスを失って以来、他のJクラブの経営危機に対しては敏感になっていますし、そもそも昨年の球団合併に首を突っ込むことになったのもそれ故です。
同様に今、イーグルスやウミウシのファンは合併・消滅の話題に敏感であると思うのです。
Posted by 佐々木大悟 at 2005年12月29日 14:56
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その後の楽天TBS問題についてちょっと【追記あり】
Excerpt: さぼってました。 というより、「記事にする気がおきなかった」というのが正確でしょうか。 まずは球団合併の目はなさそうだという時点でこの問題に対するモチベーションが大幅に低下したのは否めませんが、それ以..
Weblog: 「来年」を失わないために。
Tracked: 2005-12-14 10:29

楽天のどこがどのように「野球ファンの敵」なのか?
Excerpt: この連中、根本的に履き違えてる。馬鹿も休み休み言え。 Bullet Mail T...
Weblog: なにわっち's Weblog
Tracked: 2005-12-19 19:49
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