2006年07月05日

やっぱり合併球団は神戸を捨てる。

いささか古いニュースになりますが。

●オリックス、神戸で20試合程度 来季、4割減
●「ファン何や思っとる」 地元、落胆と怒り隠せず
(いずれも神戸新聞WEB NEWS:6月21日付)


何を今さら驚いてんねん。規定路線やろ、こんなの。
ってのが率直な感想です。

書いてある事も何かピントがズレっぱなしな感じ。
阪神・淡路大震災以来の結びつきなんて、
「ブルーウェーブ」の名前を捨てた時点で
檻の方から断ち切ったのも同然でしょう。
そういう思いを大事にするのなら、
ライバル球団だった「バファローズ」を名乗るなんて
恥ずかしくてできるわけがない。

「球団は地元の公共財」?
この応援団長さんには申し訳ないけど、
それはファンの一方的な思い込みに過ぎないですよ。
今のNPBの構造の下では、
球団は親会社の私有物以外の何物でもありえない。
本拠地移転しようが、合併しようが親会社の自由。
いとも簡単にできてしまうもの。
あの2004年合併を経てもなお、その構造は変わらない。

どんなに地元が尽くしてみても、親会社の意向一つで
「これまでの努力はすべて徒労に終わる」。
残念ながら、NPBの球団を支援するということは
そういうリスクを背負うという事なのです。

ひょっとして、ダブルフランチャイズが終われば
神戸に戻ってくるって、本気で信じてました?
だとしたら、言い方キツいけど、
その考え方は大甘だったと言わざるを得ない。
ぶっちゃけ、タイガースという大人気球団のある
兵庫じゃやっていけないって考えたのも、
檻がバファローズに手を出した動機の一つじゃないッスか?
それで球団合併という凶行に及んだというのに、
わざわざ神戸に舞い戻るなんて、ありえないでしょう。

地元ゆえに視野が狭くなっていたという
エクスキューズはあるにしても、
そんな檻の下心は合併騒動の最中にも透けて見えてたでしょうが!
と東京にいるワタシは思うわけです。

とにかく、合併球団は将来的に大阪へ移るでしょう。
あの合併は何だったのだろう?

檻が神戸から大阪へ逃げ出したかったのであれば、
合併という手段など使わずとも
近鉄からバファローズの経営権を買い取って、
本当は出身地・神戸に球団を持ちたかった三木谷氏に
ブルーウェーブを譲り渡せば
もっとスマートに事が運んだじゃないか。
そう思わずにはいられないのです。
結果論であることは百も承知ですがね。

特にプロ野球のありようを大きく変えたわけでもなく、
せいぜい成果といえば交流戦とイーグルスの誕生ぐらい。
その交流戦やプレーオフについてセ・パの間で
利害関係から結論が出せないという姿も昔のまま。
ドラフトの改革や選手年俸の抑制も曖昧なまま。
北京五輪の監督に挙がる名前は相変わらず「王・長嶋」。

あの合併騒動でNPBが得たものは何だったのか。
バファローズという素晴らしい球団を代償として、
野球ファンは何かを手にすることができたのでしょうか。
いや、そもそも犠牲には必ず見返りがあると
考えること自体が甘さなのでしょう。

あの合併は何でもなかった。
ただ、無為に二つの球団が奪われただけだったのだ。

posted by 佐々木大悟 at 04:14| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | サヨナラNPB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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