2013年04月27日

精密機械の憂欝

 今年は3〜4月は皆勤という、かつてないペースで三ツ沢通いを堪能させていただきました。これだけ行けば1勝ぐらいできると思ってたんですけどねぇ…。


 とはいえ、今の順位状況というのは開幕前から起こり得ると多少は覚悟していました。昨年のあの状況から横浜をプレーオフへ導いてくれた素さんですが、イチからのチーム作りの手腕は未知数だったし、チームの後ろ半分のメンバーも沢山入れ替わったので守備で苦労するかもしれないな、と。

 いくら攻撃力があっても守備が崩壊すると勝ち点を稼げないことは、今年J2へ遊びに来てくれた某ビッグチームが昨年J1でハッキリと示してくれています。リーグ1位の得点力を以てしても17位に沈んで降格してしまうのです。

 なので、この最初の5戦は守備陣に注目して観戦。最初こそ4-1-4-1システムの心臓部を司る松下に厳しいチェックが入ってパスミスを誘われたりという場面も散見したものの、今の失点数から考えると意外なほどガッチリ守れているというのがワタシの感想。

 だけど脆い。何故かフッとした一瞬で突然失点している印象なんですよねぇ…。カウンターとかセットプレーとか、通常の守備陣形をとれないイレギュラー対応が上手くできてないようにも見えます。

 そして得点も取れていない。数字上は昨年よりもチャンスは作れているのに、ゴール数はリーグ下位から数えた方が早いという現状。昨年は諸々のスタッツは中〜中の下ながら、リーグトップ級の攻撃成功率で得点を重ねました。その面子は少ししか入れ替わってないのに…なんですよねぇ。

 選手のコメントには「やりたいサッカーは昨年よりできている」という主旨の言葉が並びます。守備組織自体はできていて、攻撃面でもチャンスは作れているのだから、その言葉に間違いはないのだろうと思います。

 でも、神戸に敗れた試合を思い出してふと思うのです。やりたいサッカー「しか」できてないから結果が出てないのではないかと。

 昨年、素さんはダイレクトプレーの多用をさせないことでミスを減らすという策を取りました。エンジンの回転が速すぎてギアがスムーズに回らない自動車に、敢えてリミッターをかけることでマシンバランスの良さを引き出したわけです。
 見事な修理の手腕を見せた素さんがイチから作り上げた2013年型の新車はどうか。おそらく設計やスペック上は2012年型横浜よりもポテンシャルが高いのでしょう。ただ、設計が緻密過ぎて、遊びが十分に確保されていないという状況ではなかろうかと。

 神戸戦の後半、松下に代わり中里が入った横浜は動きが急に溌剌とするように見えたし、実際一度は同点に追い付いた。それは中盤が昨年慣れ親しんだ顔触れに戻って、パスの受け方の工夫とかフォローとか昨年自然にできていた事が再現できたからじゃないか?とワタシは思っています。

 今は新加入の松下を中心に2013年型の新しい戦い方をしている。それ自体は思った通りできているから選手は口々に「やりたい事はできている」と言うけれども、「遊び」が少ないから相手選手のチェックや作戦といった外乱や自分たちのミスに対応する余裕がまだ持てていないのかもしれません。

 では2012年型の正常進化に戻せばいいのか?ワタシはNoだと思う。神戸戦ではノビノビと攻撃できるようになった反面、松下の抜けた中央を突破される場面が増えたように感じます。フィールドの中央で個の力を持った相手選手に好き勝手されるのは上位相手では特に危険だし、それを許さないという意味では松下の存在は大きいし確かに効いていた。昨年を超えるには2013年型横浜FCで行ってほしい気がします。

 さて、サッカー音痴が好き勝手語っちゃってスミマセン。何はともかく明日から勝ちまくってくれればワタシは黙るのみ。疫病神の汚名を着せて頂ければ本望です。願わくば、一度ぐらいはワタシの目の前で勝利していただきたく。
posted by 佐々木大悟 at 04:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜FC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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