2005年05月18日

宝塚線脱線事故(3):死者を嬲るな。

遺族に悲しみの追い打ち 中傷など相次ぐ(神戸新聞ニュース:5月16日付)

どうしてこういうコトができるのだろう?神経を疑う。
家族を理不尽な形で突然奪われた怒りや悲しみを、事故を起こしたJRにぶつけるのは当然のコト。第三者の人間にそれを許さぬと言う権利はない。ふざけんなッ!

が、これと同質の行動をとった糞メディアがある。夕刊フジは事故直後、「暴走運転士」の見出しをつけて高見運転手の写真を1面で晒していた。本人がおそらくすでに息絶えて、事故車輌の中に閉じ込められたままというその時に、である。
彼にも親兄弟はいるだろう。その親兄弟にとって高見運転士は一人として代わりのいない家族である。当時すでに安否は絶望的で、亡骸さえ救い出せず悲しみに暮れていたであろうそのご家族の心を痛めつけるような報道を、あの糞夕刊紙が行なったのである。
そして第2回目の当記事でも触れた通り、他のメディアでも事故現場や走行記録などの検証がまだ始まってもいないのに、高見運転士の資質や心理面、経験不足に原因を求めるような先走った報道をしているのである。

事故から20日以上経った現在、事故列車がオーバースピードで現場に突っ込んで非常ブレーキを掛けられた、という状況だったことは信じても問題ないだろう。その非常ブレーキの状況判断やオーバースピードに関して、高見運転士に何らかの非があったのであれば、それは然るべき時と場所で批判され、裁かれなければならない。
が、事故列車の車輌は複数の運転士により「ブレーキが甘い」と証言されているという。

脱線車両「ブレーキ甘い」 複数の現役運転士証言(共同通信:5月14日付)

オーバースピードの原因がメカニカルトラブルだった可能性は依然として残っており、現状でもまだ高見運転士だけに事故原因を求められないはずである。

「ネタにマジレスはカコワルイ」ので当Blogでは相手にしていなかったが、夕刊フジはオリックス・近鉄合併騒動でも不愉快な報道をしていたので、ワタシにとってはすでに十分軽蔑の対象であった。が、今回の件は「ネタ」で済ます気にはなれない。奴らは「ネタ」のために死者を嬲る報道を行ない、名誉を必要以上に傷つけ、ご遺族の悲しみに追い討ちを掛けた。越えてはならない一線を越えた、とワタシは思っている。

もはやメディアとすら思わない。奴らは「活字マフィア」だ!
posted by 佐々木大悟 at 01:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 宝塚線脱線事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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