2004年12月21日

東北楽天ゴールデンイーグルス

プロ野球合併問題回顧(その3):合併騒動のもう一つの産物である新球団・東北楽天ゴールデンイーグルス。参入までの経緯には疑問を感じながらも、この杜の都の新球団をワタシは歓迎したい。ベイスターズと共にプロ野球を盛り上げる新しい仲間として。

参入の経緯には色々ありましたが、ワタシは東北楽天ゴールデンイーグルス(長っ!)を歓迎します。檻ウミウシと時を同じくして誕生した新球団・東北楽天ゴールデンイーグルス。当時支持の高かったライブドアフェニックスに対し「後出し」で割り込み、逆転という形になった参入の経緯から快く思っていない向きもあるようです。確かに一連の動きには怪しさを今でも感じないわけではありませんが、弱点を突いてライブドアを蹴落とし、悪く言えば既存球団におもねる態度を取ってきたことは、本気で確実に参入を志しているのであれば出来る限りの手を尽くすという意味では当然だったと言えるでしょう。むしろエロゲー問題を放置するなどライブドアが脇の甘さを所々に見せていたのは事実で、その点でライブドアが参入への本気度を疑われても止むを得ないとワタシは思うのです。球界を変えるにしても、まず球界に入り込まなければ何もできないのですから。

参入してからの楽天の動きについては特に驚きはありません。分配ドラフトや岩隈問題で檻屑に楯突いてみるなど「参入さえ果たせばコッチのもの」と言わんばかりの振る舞いは、これまでの不信感を払拭するに十分とは言わないまでも、新球団ながら堂々としていてむしろ気持ちいいくらいです。「ポフェショナル」誤植や新外国人のプロフィールとして岩隈のものを誤ってHPに掲載してしまうなど、結構「初期不良」はやらかしていますが、球界に何らかの変化を与えることは期待できるのではないでしょうか。

参入審査で「Jリーグ・ベガルタとの関係」を指摘されていましたが、これも二軍本拠地を山形としたことでチャラ、でしょう。山形にはモンテディオがいます。これでイーグルスは「東北を股にかけて根を下ろす球団」ということを身をもって示したわけで、ことさら仙台のJクラブとの関係に固執する理由はありません。ワタシの個人的な希望を挙げればベガルタとの関係を強化して、2008年参入を表明したアルビレックス新潟のようなJリーグの理念に根ざしたサッカー・野球・バスケなどの多競技総合クラブ構築の方向に向かって欲しかったのですが。ともあれ、こうなった以上はベガルタ・モンテディオの両クラブとも良好な関係を築いて欲しいものです。プロ野球とJリーグは決して敵対する関係ではなく、共存できるものだとワタシは信じています。

かといって、ワタシはイーグルスに過度の期待を持っているわけでもありません。内容は過去の記事の繰り返しになりますが、懸念材料はありますから。
同じく事実上楽天傘下のJリーグ・ヴィッセル神戸を見る限り、フロントに問題なしとは判断できません。チームカラー変更問題は、エンブレムに従来の白・黒ストライプを残すだけで変更自体は強行という形で決着すると聞いています。また、来季の監督についてもトルシエ前日本代表監督→山本前五輪代表監督→リトバルスキー前横浜FC監督→松永前甲府監督と二転三転。契約更改時に選手に説明した後で次期監督が変わってしまう辺りはフロントの不手際に他なりません。
イーグルス本体に関しても、8球団1リーグを支持していたトヨタの奥田会長(経団連会長)やフリューゲルスを見殺しにした全日空の社長が経営諮問委員会に名前を連ねており、イーグルスが危機に陥った場合の対応に不安を覚えずにはいられません。躊躇なく球団合併に踏み切り、球団削減への突破口を開くのではないかという懸念を拭い去ることはワタシには難しいです。

ともあれ、実際に起こっていないことをアレコレ言っても始まりません。イーグルスは未来の球団。ベイスターズとの交流戦もあることですし、まずは期待を込めて歓迎したいとワタシは思っています。
ようこそNPBへ!
posted by 佐々木大悟 at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 合併問題回顧録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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